この管理者のもとで働きたいという看護師を数人聞いた(そうでなくそれに反対する人もいた)。
その一人に理由を聞いたら、守ってくれるからだと。仕事柄、患者からの苦情やクレームがいっぱいあると。そういうことから守ってくれるのだと。
なるほど、しかし、おかしくないかと思った。それらのクレームや苦情には理由があるものも正当なものもあるはずである、それらを吟味しないで、一方の話を鵜呑みにして、守るというのは明らかにおかしいだろう。何よりも患者ファーストではない。
そう思っていたら、実際にそれを示すようなことが起こった。
一つは、新人の看護師Aが来たときである。排便の処理をしてもらっていたときである。シーツに便の小さなシミを見つけた。それ自体はあり得ることで別に問題にする気もなかった。ところが突然、彼女が、そのシミは前からあったもので私(のミス)ではありませんのような趣旨のことを言い出したのが不思議だった。
責めているわけでもないのに突然言い訳がましく言い出したのが気になり、指で触ってみて匂いを嗅いだ。しっかり今のにおいがした。においますかと聞いたのでにおうという事実だけ伝えた。問い詰めもしなかったし謝罪もなかった。ただ、これ以外にも、排便処理したゴム手袋を変えずに新しいおむつや衣服をつけたり、溜まった吸引器の洗いや給湯器の温度を上げたまま戻さないで帰っていったのには驚いた(今でもこういう人は一人だけいる)。
翌日、別の看護師Bが来て、尻ふきシートの袋やおいてある棚付近を、きれいに拭いているのを見て何をしているのか聞いた。うんこがついていたといった。明らかに前日の看護師がゴム手袋を変えないままあちこち触って浮いたものだろうと推測され、そのことを伝えたら、多分と答えた。。
後日、Aが来たときその事実を告げ、彼女のことや事業所のことをしんから思い、改めたほうがいいと伝えた。更にこういうことを指摘されうちに訪問するのが嫌だったらそれでもいいし、来てくれるのならそれでもいいと言ったら、来ますといった。
しかし、それ以後一度も来ていない。管理者に行きたくない、いじめを受けたようなことをいっていたらしいことが、今日の管理者の話でわかった。守ることは職員の言い分を一方的にうのみにすることではない。少なくとも、この場合は、第3者が絡んでいるのだから事実を確認できるはずだ。
この一週間、母の酸素飽和がとても不安定だった。特に経管栄養が終わったあと1時間ほど休んでおむつ交換をして右側臥位にして体位変換をしたあと当初はいいのだが30分から1時間ほどすると80代前半以下に低下しているのをほぼ毎回見られた。看護師が吸引していったあともそうである。左側臥位に戻したり、四苦八苦して吸引すると、なんとか戻ることが殆どだったが、なかなか戻らないことが二度あった。
一度目や夜の経管栄養・おむつ交換後である。夜中の二時半まで頑張ってみたが戻らない。素人ではもう無理かと思い、やむなく24時間サービスに電話した。アドバイスを受けるためにかけることがほとんどだが、この場合は来てもらうしかないと思った。
出たのが看護師Cである。うちには一度も来ていない看護師であるが、以前に一度電話に出た時がある。その時と全く同じ酷い対応だった。このときは諦めたが、今度は切迫していた。
どんな対応か。録音してなかったのが本当に悔やまれる。社会人として組織人としてこんな対応していたら一発でクビだろうと思われるような接遇であった。
眠そうだるそうな声、説明したことを何度でも聞き返し、こちらが苛立ち諦めるのを待つような態度。書けばただの悪口に思えようが、実際録音して聞けば一目瞭然なほどの接遇だ。
流石に深夜遅くまで頑張ってようやく電話したのに、この対応には怒りをおぼえ、それでも(事業所の名)の看護師か、(事業所の名)をやめたらと言ってしまった。後者は特によくないとは思ったが口から出てしまった。管理者でもないのに余計なことを言ったものだと思った。しかし、この表現の中には明らかに事業所へのリスペクトがあるのを理解してもらえないのは残念だ。
昨夜、夜の経管を前にしてやはり、酸素飽和が上がらないということが起こった。看護師訪問後、右側臥位にして一時間ほど正常だったので、安心してお風呂に行き、帰って夜の経管を始めようとして計測したところ85しかなかった。慌てて吸引したりして回復をはかったが戻らないばかりか70台やもっと低い信じられない数字が出、さらに経管の時間も大幅に遅れていたので、早い時間のほうがいいと思い9時過ぎに電話した。出たのは当日の訪問看護師でもあった、看護師D。近場なのでちょっと来て吸引を要請した。本人は了承したが、管理者にこの人はいつも電話してその指示をあおぐ(多分私のところだけだろう。なぜなら、家に来ていたときに他からの要請もあったがそれは確認も取らずに行っている。)このDは先述した溜まった吸引器の洗いや給湯器の温度を上げたまま戻さないで帰っていく唯一の人だ。
あにはからんや、管理者から電話が来て、救急を呼べとのことだった。在宅医が在宅介護は救急車を呼ばないと言っていたのに、また、この前に電話したときには、呼んでいってもすぐ追い返されるだけだと言っていたのと整合性がない。しかし、面倒なのか、瘻孔漏れのときも救急呼べと言った、在宅医と相談してとのことだった。私から要請したのではなく、私は極力呼びたくないから、訪問看護に連絡しているのだが、そのことを理解していないのか、責任転嫁なのかわからぬが。
なお、この一連の騒動の中で、もう一つ見過ごせないことが起きた。
やはり夜事業所に電話したとき、最初、自動アナウンスで「この番号では、おかけになった電話番号への通話はおつなぎできません」と流れた。
これはNTTなどの着信拒否やドコモの迷惑電話ストップサービスである。かけ間違いではない、なぜならリダイヤルで二度目にかけたとき看護師Eが出たからである。
つまりは私の電話番号が着信拒否、あるいは迷惑電話に登録されていたのは間違いのないことである。
管理者にこの事も伝えたら、言いがかりだと言われた。
看護師A、C、D、E(が設定したかはわからぬが)のような人は、発足当初いなかった。
顧客を拡大し、様々な投資をし、職員を増やす中で、十分審査をしていないのか、こういう輩が紛れ込みだしている。
管理者はこの事実に目をつむり、非適応者を排除するのだろう。その代替勢力がないのが一番の問題だ。この事業所は最大勢力になっている。抗うことができない。
職員を守るということは、患者は二番目ということであろうか。本末転倒であろう。