#背景に介護疲れか・85歳夫の首絞める 77歳妻を殺人未遂で緊急逮捕・夫は死亡・殺人で捜査へ・広島

家庭での介護は無理だという意見があるがその通りだと思う。 しかし、特養や老健などの施設はなかなか入れない。サ高住などの有料老人ホームは基本料だけで高額で、介護は別途必要となり、合わせて月30万は下るまい。 国は、在宅介護にシフトしている。介護をもう一度家庭に戻そうというわけだ。 しかし、在宅介護に欠かせない、訪問医師、訪問看護師、訪問介護は惨たる状況だ。 特に前二者には、在宅医療は看取医療という、誤った認識がある。医療費削減のため財務省厚労省、政権がリードしてきたことだ。 元々高齢者には医療費をかけない、地域包括ケアという美名のみの噴飯もののシステムが作りあげられているが、在宅医療は医療すらない。わずかに在宅介護という細い糸にささえられている(彼らの報酬は看護師の半分ほどである)。 在宅は現代の姥捨て山であり、このような悲劇に行き着くのは、人為的な必然であることをもっと知った方がいい。