#不条理と理不尽

私が知る母は、幼い頃から薄幸で、幸せを求め努力してきたが、ろくな男にも恵まれず、苦労に苦労を重ねてきた。

多分唯一恵まれたのは、私が国立大学を受かり、教師になれ(母による)、家を建てれたことぐらいか。

それも長くは続かなかった。

交通事故に3度あい、運命は下降線だった。

私自身もその後始末の保険会社との交渉や、その後の骨粗鬆症などの治療の支援。その果ては、5年前の嚥下障害による、経管栄養実施という、思いもよらぬ運命に翻弄され続けてきた。

家を建てたまでは良かったが、息子もろくでもなかった。家庭も子も持てなかった。

法や神や仏という者がいるなら、或いは運命というものがあるというなら、それらのものの母に対する扱い・対応は、あんまりで目に余るものがある。

理不尽不条理というしかない。

虹が、吉兆の配剤ならば、全宇宙の妙なる力が母にこれ以上無い幸福を現世に与えるべきだ。