#親ガチャ・毒親はイジメと同じ思考パターン

初回後半のテンションが怒涛の勢いだったので2回以降の展開が心配ではあった。 覚悟を決め本気出しても、教師の目の届く範囲や時間は、生徒間より限られる。生徒集団の同調圧力には凄まじいものがあるので、簡単には変わらない、変わってはかえって不自然だ。良くて面従腹背で、真っ向勝負で反抗してくる場合もあろう。 実際そのような展開になっている。 だが、時間の制約からか、今回の男子生徒二人は、短日月に改心しすぎで、初回のイジメの描写ほどリアルではない。 また、「毒親」、「親ガチャ」というテーマが取り上げられたが、散漫になる恐れがある。その描き方も「イジメ」ほど深みや丹念さがなく、せっかくのドラマを薄っぺらなものにする恐れがある。 そもそも、老子にあるように「天地は仁ならず、万物をもって芻狗(すうく)となす」だ。すべてがガチャだ。親に一切の責任を負わせるのはアンフェアだ。この言葉は物事の本質を隠す。

1話に「無自覚な動物たち」というセリフがあり話題を呼んだ。これは、イジメ者やその傍観者が、自分たちは悪くない、他者に責任を転嫁する習癖を指している。 また、2話でも、九条里奈は、人生に一番影響を与えてくるのは、長じるにしたがって、親ではなく、友人だと言っているではないか。 「毒親」とか「親ガチャ」「毒親」など言っているバッドをつける阿呆者は、これらのことを理解していない。自分がイジメ者と同じ思考パターンしかもっていないことすら理解できない「無自覚なヤフコメ脳民」だ(笑)。