「井戸田と福澤との組み合わせで数々のヒット作を生み出してきたが今回は真っ向勝負」ということらしい(笑)。
SNS特にヤフコメでは、両者のステマ部隊の賛辞が喧しい。異を唱えるものにはバッドの嵐を浴びせかける。
このことに見られるように、作家と監督の違いはあれど、両者の作品はポピュリズム的なエンタメであり、ドラマとしての深みは殆どない。
「半沢」も「下町」もエンタメとしては面白としても、ドラマとしての深みは感じなかった。やたら過剰な演技がすでにポピュリズムだ。
VIVANTはストーリや脚本、設定が問題外である。テロ請負組織というテントも、考えられないくらい脆弱な組織だ。酷い設定である。
ハヤブサは、VIVANTよりは、ドラマとしての出来はいいが、カルト教団という陳腐なテーマを掘り下げることもなく、表層的な内容に終わっている。
人に、迷いがある限り、アビゲイルは存在し続ける。このセリフ自体がとても陳腐で。深まりのない浅い物語であることを示している。