# ドキュメント記者会見・ジャーナリスト・安田純平氏帰国会見

この頃、自己責任論が沸騰していた。

彼もそうだし、ボランティアで市民支援に行っていたNPOの人たちも被害にあって、自己責任を問われていた。

一方で、大使館員だったか犠牲になった人が英雄のように扱われていた。

同じような被害にあっても、民間人と役人でこのように待遇が違うのかと思った。

何より残念だったのは、冬柴鉄三という議員が、この風潮に同調したことだ。連立与党位を組んでいるためかもしれないが、人間主義人道主義を掲げる哲学を持つ者の発言としては残念だった。国土交通大臣も歴任していた。権力に魅入られたのだろうか。苦労人の弁護士だったはずだが。