経腸栄養の手抜き

最近、10時過ぎまでいると遅くまでご苦労さんなどと嫌味を言われるので、今日は終了予測時間の20分ほど前に行ってみたが、すでに終わっていた。後処理の時間も考えるとかなり早く終わっていたことになる。滴流速度は一定だからはじめの時刻を確認すれば終了時刻は確実にわかる。50CCくらいの経腸栄養を端折ったのではないか。やはり予想通りだ。ズっと遅くまでいた時、これみよがしに終了の音がなるかなり前から何度も見に来ていた。私がいなければ一回目の監視で経腸栄養液が残っていても終了していたことは、今日のことで間違いないだろう。体の向きさえ変えてなく暗くしてあった。変える意思さえないのだろう。昨日の宿直も、結局はおむつ交換をしていかなかった故に朝の酷い漏れにつながっている。4時に確認するんではなかったのか。

病室は病棟看護師の支配下にある。そこは、人々が思っているほど知力やモラルすなわち能力の均質性や安定性が保たれているわけではない。自分たちの休憩時間が優先される。そのためには、患者の栄養など少しくらい端折っても良心の呵責はあるまい。お腹におやつを食っているのをどこでも見かける。夜おやつ食べれば太るのは自明だろう。