吸痰

経腸の後の痰がかなりひどい。昨日今日と、朝昼は久しぶりに酷くなかったのだが、今日は夜の始めが酷かった。酸素飽和も下がった。夕方の看護師がしっかり吸痰したはずなのだが。

殆どが唾液だろうから、完全側臥位にでもできたらいいのだが、これがなかなか難しい。せいぜい45度がいいとこだろう。

経腸栄養や排泄の世話はまだ希望があるが、この吸引は張り詰める、神経をすり減らす思いだ。酸素飽和濃度と一体の事だからだろう。

母も自分も辛い思いをして生き続けることにどんな意味があるかとも思う。でも、生きている以上は、生きられる以上は生きていたいものだ。何なんだこの酷い人生は。

老々介護の心中らしき火事があったようだ。今呼んでいる「残心」もそれがテーマだ。一度手にしたがしっかり読まなかったので再読だ。