竹中平蔵「このままいけばコロナ後、日本が世界の先端に立てるかもしれない」(プレジデントオンライン)

例えば、成果主義というが、高齢労働者より若年労働者の方が一般的に生産性が高いのは明白だろう。
年功序列型賃金は、その生産性の高い若年労働者の賃金を抑え、より金銭的必要が高まる中高年以降に担保するために設けられたものだ。
終身雇用制と相まって、日本の分厚い中産層を創成し、支え、国民の多くの生活を向上させた。
その賃金を遅延させられてきた中高年層に、今更、成果主義というのは、詐欺同然のデフォルトだ。
竹中の悪辣なのは、そういうことを承知で、ぬけぬけと成果主義を言うことだ。そこには、鼻もちならない選良意識がプンプンとしている。