医療介護院・恐るべき国の高齢者遺棄制度

国が主導する介護制度のセールスポイント品とO川医師の言う医療介護院・H珠会T口病院を見てきた。

社会福祉士は丁寧に時間を問って説明してくれた、。しかし、実態を見学したら大変厳しく思った。

地下一階には、経腸栄養でほぼ寝たきりの人たちが30人以上。地下二階には、車いすに座れるが認知症状や体の不自由そうな人が30人。計60人の人たちを、夜間は看護師一人と介護士一人(深夜に一名追加)で看るというのである。不可能だろう。経腸栄養の準備と後処理だけでも30人分あるというのにどうするのだ。ましてや、排泄など多分夜間は長時間オムツ・パッドで垂れ流しだろう。中巻は6(患者)対1(看護師)が守られるようだが、寝たきりの人の所にはほぼ居なかった。有限資源の最適配分とやらがなされるのだろう。酷いものだ。

肝心のリハビリも、一単位20分週二回が最初の三か月で、以降はもっと減るようだ。これなら療養病棟にいて車いすで家族が散歩でもさせた方がましではないか。

費用もつき7,8万位かかりそうで。現在の4倍から5倍くらいになろう。

何が目玉だ。高負担低福祉の典型だ。医療から介護へのシフトは、高齢者を遺棄する仕組みと言える。