京都の団体BPO申し立て 安楽死扱ったNHK番組(共同通信)

安楽死、選択した人としなかった人をかなり公平に描いていた。むしろ、した人の遺族の「会いたい」という一言がしなかった人を援護しているようにも取れる。
一方、特に医療関係者を中心に、延命治療の破棄、安楽死を欧米=世界スタンダードと主張する人々がいる。しかし、仮に欧米ではスタンダードだとしても、そこには社会でコンセンサスを作り上げてきた長くて深い歴史がある。そんなものない日本で形だけスタンダードと言っても無理である。「ひとりで暮らす、ひとりを支える――フィンランド高齢者ケアのエスノグラフィー」ではその現実が丹念に描かれていた。

題名がねーキャッチ―なんだ。「彼女は安楽死を選ばなかった。」という題名を付けることもできる内容だったのに。後、解説書や記事など選んだ方ばかり書いているし、番組自体を見てないんじゃないかと勘繰るぐらい変な反応。

最近はやりの地域包括ケア病棟は、急性期の医療や回復期のリハビリを短期間に節約する、施設への待機所である。症状に関係なく60日限度として入院できるが、逆に言うと症状に関係なく60日で追い出される。勿論追いだす規定はない。保険点数を極端に減らすだけである。当然赤字の病院は手を変え品を変え追いだそうと圧力を加える。顔色が良くなっている。看護師は頑張っている 前に向かって進むべきである。全て追い出しがその動機にある。医師はどんな良医であっても嘘つきである。