#いのちの停車場・理想的な死に方は・吉永小百合が医師

原作者はディア・ペイシェントの作者。NHKでドラマ化された。モンスター・ペイシェントを扱ったものだが、どちらかというと医療者側を美化していた。ペイシェント側の彫琢は極端で表層的で、最後は予定調和的な救いだった。
この作品は在宅医の物語。在宅医とは見届け医だ。いや、見届けにも行けまい。顧客多いからね。
医療行為はほぼない。医療設備さえ持たない人もいる。看護師さえ同行しない。主な仕事は月1、2回の訪問と方箋の発行。コストのかからぬ業態だ。
ある在宅医は、例えば、誤嚥性肺炎にかかった場合、訪問看護の処置に任せ、ダメだったら諦めるのが在宅介護の覚悟だと言った。救急車を呼ばない・病院に搬送しないのが在宅介護だそうだ。
理想的な死に方?欧米流の安楽死の事かな。彼らは言う、何もしない、水と食事を次第に減らし死に至らしめる。それが本来の穏やかな死の姿だと。飢え死では?何故金沢が舞台?背後にいるのは誰?