面白かった。 誇張されていると思われるかもしれないが、いじめの核を端的に描いていると思う。これほど陰険に大規模で行われ個人を、自ら否定するように追い込むのがいじめである。旭川事件のように、これを行うものはもはや人間とは言えない。 私は、いじめへの対抗手段のベストは、現在行われているような、教育相談的・カウンセリング的方法や、生徒指導的方法ではなく、明白な人権侵害という憲法違反で、刑法上の犯罪であり、警察や司法が積極的に介入すべきだと思っている。それが抑止力になると思っていた。 このドラマは、それを肯定しつつ、その先を行く。 警察や司法でさえ、人間でない彼らには抑止力ならない（反省しない）というのである。なるほど再犯率を踏まえれば首肯できる。何よりも人間でないのだから。唯一の方法は、彼らを人間に戻してあげることかもしれない。 今期ドラマの楽しみが増えた。
＞ドラマ「3年A組－今から皆さんは、人質です－」の演出に参加した鈴木勇馬と、プロデューサーの福井雄太がスタッフに名を連ねる。 なるほどね。 ただ、最後尻切れトンボだった記憶があるが。。
