高齢者を医療棄民化

午前公立T病院へ転院。I井医師へ。外科医にも伝えてあるので安心しろとか言う。この辺の配慮は大したものだ。金曜日はMの井が挨拶に来た。H道は来ない。本来の主治医なのに。何だこの医師は。医師以前に常識を学べよ。K治も残ってオムツをかえてくれた。ってか何でもっと早くしっかり見とかないのだ。

公立T病院は相変わらず手際が悪い上に、常勤減で益々ひどくなっているようだ。母も私も診察室で一時間も待たされた。なら出発を後らせればいい。それとも、やはり公立M任は一刻も早く出したかったか。どうも後者のようにも思える。O川も噛んでいるようにも思えてきた。

Y田医師は、消化器内科だが、H道と同じぐらいの若手で、考え方も同じ、高齢者の胃ろうは延命だからしないといった。なまじっか消化器科だけにH道よりわけ悪いかもしれない。話しやすい人とN看護師は言っていたが、考え方があれでは話にはならない。

病棟へ行っても、なかなか経腸も始まらず、おまけに、I井の用意したビフィズス菌も使わない。因みに夜の経腸は、白湯が9時から始まった。体制維持も含めると5時間かかる。二時だ。狂気だ。先が思いやられる。人が、そこしかないトイレに行ったのを知り合いがいたのかと聞く看護師。この辺りはM任から申し送りが言っているのかもしれない。髪と態度がまるで男の様に乱暴な看護師。先が思いやられる。唯一の〇は、部屋が空いていない(本当か、空きベッドがいくつもあったぞ)ということで特別室をあてがわれたこと。一番いい部屋だ。M任では普通だがね。

夜間は46人の患者で3人の看護師。金沢Mヶ丘並みである。実際ナースコールは頻繁だったし、それを無視していかないのも同じだった。地域包括ケア病棟とか回復リハビリ病棟とか療養病棟ってのは、高齢者ではむしろ急性期より手がかかるのに、看護師の対患者比は悪化していく。

ひどい話を聞いた。向かいの個室の人。夫が脳出血で救急搬送、即気管切除・人工呼吸だったらしい。のちに嚥下不能で胃ろうも増設。病院は、I中央、S生会、K脳外科、M中央を経て、在宅介護!!今回はデスパイト入院を利用して当病院に来ているが明日退院と。子供はいず親戚との付き合いが希薄で。妻一人での在宅介護と。旦那は57だというが、50代前半か40代に見える奇麗な人だった。似たような境遇でもあるしぜひお近づきになりたかったが残念だ。因みに夫は意識がないとのこと。ちらっと見たが顔は肥えていた。経腸栄養でどうしてあれだけ肥えているのだ。若いからか?彼女にしてみると、まだマシな方で、行先のない重症の高齢者がうようよいるとのこと。

 

自公政権、特に福祉の党だった公明党に言いたい。あなたたちが政権に入って築いた福祉の実態を本当に見ているのかと。