報われるべきは母は何ひとつも報われない。こんな世界は肯定できない。

今日は母の反応が薄かった。返事を求めても頷かない。せいぜい、補聴器の音が聞こえるか否かの反応ぐらいだ。

PTやAT、STのリハビリもお座なりだ。本気でやっているとは思えない。ましてや、たった二ヶ月でどうにかなると思ってもいないのだろう。やれと言われているから消化試合のようにやっているだけだ。看護師のO田は、国の決まりを強調して、地域包括ケア病棟後の行き先を社会福祉士と話すように言う。入ったばかりなのにだ。

高齢者医療や介護なんて殆どカタチばかりで、大事なのはパイの奪い合いだけだ。

報われるべきは母は何ひとつも報われない。こんな世界は肯定できない。医療関係者も介護関係者も宗教家も嘘つきばかりだ。