透析中止で死亡、遺族が福生病院提訴へ 「撤回応じず」(朝日新聞デジタル)

背景には、医療費圧縮を大義名分にした、高齢者の棄民化がある。
元々、気道切開による人工呼吸などが延命治療の代表だが、近年は、胃ろうなどの経腸経管栄養や人工透析まで延命治療とみなされ、そうした延命治療は、世界=欧米スタンダードでは行わないと流布されてきた。
高齢者の入院時に延命治療を行うか行わないかを問われ、それらについて十分な説明も自覚もないから迷うも同意してしまうが多い。だが、誓約書を書いたからと言って拘束されるものでないことも明文化されているはずだ。その時になってみないと気持ちはわからないからだ。
延命治療が回避される根底には、高齢化社会によるとされる(本当は別の理由がある)医療費増加の圧縮の狙いがある。これこそが全ての動機だ。厚労省の保険算定によって赤字経営を強いられている病院が殆どだからだ。
ここで病院側に同意している人は政権支持者か病院関係者だろう。