歴代政権悩ます「鬼門」=導入30年、根強い反発-消費税の歩み(時事通信)

かつては、絶対悪のように語られ教科書にもそう説明されていたものが、今では堂々と罷り通っているものが多々ある。消費税や小選挙区制がそうだ。
前者は逆累進性が高く貧しい人の負担率が高くなる。後者は多様性や少数意見の尊重が損なわれるといったものである。
このロジックは全くリアルで色褪せてはいない。それに反する制度が罷り通っていることが異常であるが、少子高齢社会に伴う財源不足という錦の御旗に、真実が隠蔽されている。
例えば、医療費3割負担と言いながら、院外処方によって、薬の実費代以上の金額を払っていることを多くの国民は知らない。
それは、この制度によって薬にかかわる費用が3倍以上に膨らまされているからだ。そして、残りの7割も3倍以上に膨らませられ公的医療保険費から支払わされる。社会保障費が不足するわけである。