何がフロスで起こっている?

退院後の訪問看護は昼夜ともにT看護師だった。一番最年長、勤務は着実だが、昼の勤務の時プレミアムを付けないで30分ほど残して去ることや、鼻への吸痰が、カテーテルをグルグル回したりして乱暴なことが気にかかった。昼の仕事ぶりもまあそんなだった、爪は切ってくれたし下着の着替えもしてくれた。一つ妙なことを頼まれた、カテーテル消毒用のガーゼが無くなっていたので、医師に処方して貰えと言われた、いつもはゴム手袋同様看護師が持ってくるのに変だなと思ったが、まあ口にするまでもないと思った。

N医師の来る時間は覚えていなく記録もしてなかった。2時半頃と思っていたが3時過ぎても来なかったので、メール送ったが返事なし。そこでフロスに電話しフロスから連絡して貰った。その後、返信が来てフロスからも連絡があった。

今まで、全てのメールには返信があったのに、目薬変更報告には返信がなかったので、不審に思ってフロスに連絡したわけである。

診察はあまり熱心ではなかった。特に下の先っぽの直径1センチ弱の潰瘍的なものを見て貰いたかったが、母がしっかり舌を出さないこともあり見てくれなかった。不満であった。T看護師の話を伝達したところ、ティッシュでもいいいのにと言って、結局くれなかった。薬の話が中心だが、処方箋既に用意してあるのに、いつも日数などを相談するふりをするのも不思議だ。基本2週間処方で、ツインラインだけはなぜか16日分である。マグミットも処方されていたので、前回のが全く使ってないことや、在宅では、コントロールしやすい座薬で行くと看護師と話していることを伝えた。これは前にも言ってあったはず。ひょとしてこれが、あとで述べるように、医師の気分を害し(処置は医師の権限?)、社長のH通して、T看護師に注意がいくことになったのか。在宅医師の仕事って何だろう。簡単な診察と処方、まあ普通の開業医師と変わらない。ただ、設備投資はほとんどいらない。レントゲンもエコーもである。N医師を見て思うのはコーディネート力である、訪問看護師も療法士も彼の紹介によるもので、いずれも効果的であると思う。コーディネートの中心にいるのが彼なのだろう。特別指示という権限も持っている。

さて。夜も、T看護師であった。しかし、来るなり、興奮した状態で、医師から社長を通じて叱られたと、私に何を言ってくれたのだという剣幕であった。何を言ったって、そっちからいらした消毒ガーゼの件しか言っていない。後思い当たるとしたら、座薬の件である。これは今に始まったことではない。とにかく、看護もしないで、大声を出して私に詰問するので、母も不安定になり、血圧も140近くに上がったらしい。何が何だかわからないが他の人ではないかと言ったら、医師は今日見たのは私だけだと。だから私の一点張りである。直接医師に聞けばいいではないかと言って、なるべく看護をさせるようにした。最後には内緒と人差し指を口に当てるしぐさをして帰った。

彼女には、舌の先の直径1センチ弱の潰瘍のようなものを確認して貰った。皮が一枚めくれた感じだと言っていた。

T看護師の興奮は余りの事なので、一応社長のHに報告しておこうと電話したが、宿直のTにつながった。具体的なことは言わず明日にでもHに連絡すると伝えた。

驚いたことに、10時過ぎぐらいに、N医師がガーゼ一箱を持ってきた。Hから使うと言って持ってきたらしい。もう何が何だかわからないが、巻き込まれるのだけは御免だ。