#在宅ひとり死のススメ・第7章死の自己決定は可能か・上野千鶴子

前回酷評したが(在宅の訪問看護や介護のお寒い実態)、この章に関してはほぼ同意する。

わからないのは、排泄や呼吸の機械介助は延命措置と簡単に考えないのに対して、摂食機能の機械介助・胃ろうなどの経管栄養はほぼ延命と考えている節が見られることだ(特に高齢者の)。この辺はやはり彼女の認識不足ではないか。

それはともかく、安楽死尊厳死という名の強制された死や、ACPなどの問題はその通りだと思った。

行政は、医療費の増大の真の原因である、医療機関の各種加算や医薬分業による薬剤師や薬局・ドラッグストアのパイ盗りなどを誤魔化し隠蔽するため、高齢者の全てを押し付け、更に死人に口無しにするつもりだ。