#5Fwest・ひどい病棟である2

まず、夜の面会のことから書こう。

7時50分前に到着。部屋に入ろうとすると経管の作業中ということで、眼鏡の看護師から制止された。どうやらフラッシュらしい。ということは6時頃から200ml滴下したということだ。

作業終わって中に入って、体温と酸素飽和を測った。予測体温は37.1と高めで触ってもあつかった。酸素飽和は95前後だった。どちらもひどい数字ではない。

でも、何かがおかしかった。脈拍が90台と早かった。、両手がプルプル震えていた。また、冷たかった。足もだ。見るからに苦しそうで、苦しそうな言葉も発した。声ではなく言葉だった。よく聞き取れはしなかったが、なんでこんな苦しい目に合わせるのかといった内容だった。多分、仰臥位30度の姿勢だろうと経験則で推測した。喉もゴロゴロしている。母は呼べないのでナースコールした。なかなか来なかった。

まず、側臥位にしてもらった。とたんに脈拍は70台に下がった。眉間に皺はあったが、徐々に緩んできた。手の震えも止まった。舌が口唇の間から見えたのが家ではよくあるが気がかりだったが、全体として緩んできたと思う。

私は本当によくわからない。3Fwestといい、ここといい、数値がおかしかったり本人が苦しそうにしているのに、そばにいる看護師はなぜ放置できるのだろう。他の担当のルーティンをこなすので精一杯なのだろうが。それだとモニターロボットにでもやってもらえばいい。

担当のO久保看護師に、経腸栄養時は仰臥位30度ではなく、せめて側臥位30度にしてくれと要請し共有してくれと伝えた。また、陰圧はマイナス30と言っていたので、マイナス15、大きくてもマイナス20までにしてくれと言った。マイナス30がどれだけの負荷か知らないのだろう。

眼鏡の看護師が、厭味ったらしく、時間来ているので帰れといった。ムカついたが帰った。帰れるように家族が不安にならないようにしっかり看護してくれよ。

 

昼について書こう。午前10時半過ぎに行ったが、予定が遅れているようで一旦帰ったらその間に行われたようだ。これはまあいい。看護師から無事に終わったという連絡があったので2時過ぎに行くと伝えた。後でわかったが、電話の看護師は一昨日日中経管栄養を、仰臥位30度でやるといい家での実態に聞く耳持たなかった看護師である。今回は電話でも現場でもやたら愛想が良かった。しかし騙されるものではない。現に夜の事態があったわけだ。

昼もおかしかった。全体に穏やかな顔をしていたが、ひどい思いをして疲れ果てた姿にも見えた。バイタルは酸素飽和が低めだったがひどいほどではない。

まず、顔がむくんでいた。左顎が下がり右顎がひどくくぼんでいた。左側臥位状態だったからかもしれない。

それから、よく見ると、一日目に4枚は減っていたパッドが二日目以後今日までほとんど減っていない。まさか三日間交換しなかったのか。一日六度くらい交換するといっていたので追加を二日目に買っておいたのにだ。またか。公立T病院でのケースよりひどい。なんじゃこれ。