N医師によると、在宅の覚悟とは、何があっても、
1.救急車を呼ばないこと。
2.24時間訪問看護を利用しないこと。
そもそも、在宅の覚悟のない患者家族には24時間訪問看護の指示書を書かない。
何かあったら、救急車で病院へ行けばよいでしょ。
ということである。これは訪問看護事業所にとっても都合のよい理論である。
在宅医師や訪看のホームページを見てみるといい。どこもかしこも美辞麗句ばかりである。医師も看護師も何かあったすぐに飛んできてくれるかのような誇大広告になっている。
在宅ってのは、基本、見取り医療・見取り看護だけんね。
何かあっても、それはもともと患者が弱っているからだけんね。わしらの過失ではないけんね。
いやー。いい商売である。初期投資も小さく責任も問われない、むしろ感謝される。
そうかあ。
今年あの事件を思い出してほしい。
続報が続くかなかった。詳しく報道すると、在宅の非情さがばれるからである。
しかし、これはコンセンサスでもスタンダードでもない。勝手に彼らが作り上げた、る利用者ではなく自分たちを守るための取り決めだ。