助けて

10時ごろ病室行ったら、窓向きで、いきなり「助けて」と発話した。それから1時間以上も特に左手を仮託して私の手を握って離さなかった。よほど怖い思いをしたか腹痛で便が出る場合である。今回は前者だ。

では、何を怖い思いをしたのか、隣床の患者だ。激しくうるさい認知症患者。骨折で入院している。ともかくうるさい、人が話しかけるとなおさらうるさいのに、見舞客も看護師も拍車をかけている。同室者が、私の母のようにおとなしい患者や意識の清明でない患者ばかりなのをいいことに騒ぎ放題だ。同情の余地がないくらい迷惑だ。部屋を代わってほしいこの人こそ個室にしてほしいものだ。

更に悪いことに。足マットが引いてあるから歩けるちうことだ。現に、今夜ベッドから立とうとして足を床につけたのを見た、この人が、母のベッドサイドに来て悪さをしたことも考えられる。というのは、棚にしまってあったガウンが集団リハビリに出ようとしたら無くなっていたのである。昨日、屋上から談話室、そして部屋までもっていったのは覚えている。棚にしまったはずだ。後で、O田看護師が洗面台前の別の車いすにかかっているのを見たという。うんそれは記憶がある。それは行く前だ。今週は、全てリハビリの車椅子乗せ補助が遅れたので、時折、看護師や介護助手の人に手伝ってもらった。日に当たるのが遅れるからだ。その時にかけた記憶があるのだ。私は、隣床の患者が持ち出し汚して捨てられたのではと疑っている。職員も介在しているかもしれない。一人心当りの有るらしき者がウロウロしていた。