「検査もねえ、マスクもねえ、おらこんな国嫌だあ。」
前に書いたこの状況が未だに改善されないどころか悪化している。この状況下で親族を入院させざるを得なかったのが苦渋だった。病院と介護施設などが感染拡大の拠点になりえるからだ。
前者は、患者が押し寄せるということだけではない。面会禁止などで少々管理が可能だ。問題は職員だ。医師は多少認識があろう。しかし患者に直接対応する看護師や補助者、最近の病院に増員されている介護要員や療法士たちなど多くの人々が患者以外に病院に出入りしている。病院がこの人たち全てを管理するのは不可能だ。連休で感染地域への旅行する人も何人も見た。
また、介護施設は、高齢者を医療保険から切り離すために作られた制度と言っていい。現場の献身的な努力があるが、制度的に実態は医療の姥捨山である。ここで医療は担保されない。
更に、根源的に検査排除による隠れコロナの蓄積がある。嗚呼。
検査をしなければ、隔離も経路確定もできない。
専門馬鹿会議は、海外の感染爆発に腰を抜かして今になって入国制限や隔離などを提言しているが、国内では、検査放置による不顕性感染＝隠れコロナの蓄積がパンパンになり、今にも感染爆発を起こす。つまり破滅的な内憂外患に見舞われるわけだ。
新型コロナウイルスの発生と拡大は中国とWHOの責任だが、日本における拡大の責任は安倍と厚労省と専門馬鹿会議である。地元でも、一時閑散としていた病院に再び人が集まりだしている。コロナではなく通常の疾病の診察が増えだしている。この時に、外から・内から、新型コロナウイルスが攻め立てる態勢が整いつつある。整えたのは専門馬鹿委員会とそれを受けた安倍や厚労省だ。
本気で感染を防止し、高齢者を守りたいというなら、せめて高齢者だけでも検査し、隔離し、対症療法でも治療すべきだ。
しかしもう時は逸した。今後はおそらく検査して陰性でも、感染者が蔓延しているため、検査の後も検査を繰り返さなければならなくなる。つまり、検査検査が続き、テレビで見るような野戦病院のようなところで医療が行われるようになるかもしれない。その大本を作ったのは安倍と厚労省と専門馬鹿会議である。
海外からの拡大の阻止を提言していながら国内の拡大の芽を検査で防ごうとせず、無効果であるエビデンスがあるクラスターつぶしでごまかそうとする。防止の基本であるマスクも手に入らない。ただ、国民の清潔好きで踏みとどまっているだけだ。専門家馬鹿会議は思考が壊滅的だ。
