#街灯に集まる蛾・患者第一の理想を捨て看護師第一の保身に走った訪問看護ステーション

他の事業所は、雑居ビルか公共施設の一室などに居を構えるが、ここは自前の一軒家を新築した。かつ、看護師氏一人一人に軽ではあるが四輪駆動の自動車を貸与している.(勤務以外に、自家用的に使っているのを目撃している)。病棟看護師があほらしくなるほどの好待遇の給与でもある。

では、その質はどうか。発足当初は、とにかくフットワークの良い訪問看護ステーションであった。数十キロ離れたかなり遠方への訪問も実施していた。それで看護師が疲弊していたこともあった。また、24時間体制も最初はしっかり対応してくれていた。どこかの地域の訪問看護ステーションのように、広告だけで実際には私用で来ないというものではなかった。

今はどうか。地域の訪問看護ステーションと何ら変わりない。看護師居住地の近くへの派遣になっている。何かあっても機械的に時間が来れば退去する。それ以上に、看護師個人の力量さ・スキル差が大きくなっている。意識も。

看護師第一にすれば、高待遇にひかれて人は集まろう。特に勤務体制の厳しい病棟看護師なのが来よう。街灯に集まる蛾のように。