虹・オーバー ザ レインボー

昨日の新聞の1面は先生の写真だった。とっても嬉しかったのだ。これで勝てたとも思えたのだ。

というのは、昨年1月の大腿骨骨折救急搬送、3か月弱入院後、退院したが嚥下機能の低下により、入院時含め3食食事介助を続けた。ところが、1ヶ月ももたずの在宅介護中のディサービスでの重篤誤嚥性肺炎の発症させられ救急搬送、やっとなおしたら、たった1日でに別のディサービスでの誤嚥性肺炎の発症と救急搬送、検査の放置、そして嚥下不全、過酷な生死の選択、ピーテグによる救済、その後も、吸引、軟便・下痢便。

関連病院に移ってからの地域包括ケア病棟では、病原性大腸菌(前の病院からの持込っぽい)、二度の尿路感染と高熱、細菌性結膜炎など、次々に危機は襲い掛かった。

休むはずのレスパイト入院でも、今回も、初日深夜の看護師によるピーテグ繋ぎ管外され経腸栄養逆流、翌日夜の医師と看護師の判断ミスによる、経腸角度45度による唾液誤嚥と酸素飽和濃度の危機的状況の見逃し悪質看護師(79,80)その後の深夜による高熱発症(38.4度)と三日間の絶食。抗生剤点滴、ここのレスパイトは、全くレスパイトにならない、院内感染以前の低レベルだ。金支払う価値もない。この夜私は徹底的に戦った。瘻孔からの逆流と言っていたのもチューブの繋ぎ管が外され、管の中から漏れていたのも翌々日当直看護師に確認した。経腸実施角度の医師や看護師の主張の理解の低さを、解剖学的所見からも主張した。看護師の吸引手技の酷さや、陰圧設定の酷さを見抜いた。その後の高熱も予想して帰った。何よりも、新型コロナウイルス対策の、病院のユルユルさを看護師長に説いた。面会体制や職員意識の低さをなじった。それこそ言いすぎるくらいに。あなたたちはプロではないとまで言った。実際、私の主張する吸引の手技の正しさ、ユルユルの警戒態勢など、看護師長は同意した。その後、面会禁止によって見えなくなったが、事態は急に改善されたわけではなかろう。看護のいい加減さは続いたはずである。最後まで気が抜けない。明後日退院するまでは。いや、その後2週間は、コロナの院内感染の潜伏も否定できない。

こういう長い経過の中で、時折、スーパーの駐車場で、病院の窓から、自宅付近から、虹を見たのだ。それもキレイな。完璧な円形のも見た。そして、その後、事態は好転に向かった。

それが、しばらく見ないことを気が付かなかったくらい疲弊していた。それを、改めて新聞の写真で見たのだ。本当にうれしかった。