有名なことではあるが一般にはあまり知られていないようだが、「学力世界一」と言われるのは北欧のフィンランド という小国である。日本が 模倣してきたアメリカや模倣しようとしているイギリスなどではない。
しかし、現地では「学力世界一」とは裏腹の、大変のんびりした授業が行われているそうである。授業時間も家庭学習時間も最低ランク 。さらに義務教育期間にあたる16歳までは、他人と比較するようなテスト(評価)も競争も一切ないそうである。このような国が「学力 世界一」となった理由は二つあると言われる 。一つは「できない生徒の底上げはするけれどもできる生徒は放っておく」という考え方。できる生徒には「自分の力」でどんどん学習を進めてもらうが、できない生徒には特別支援教師をつけて、徹底的に支援し底上げを図る 。結果、全体の平均学力が高くなり、トップ グループも高くなるという。念のために付記するが、 習熟度別クラスを採用してるわけではない。
もう一つは、教育条件の整備。一クラスの生徒は小学校で16人、中学校で11人 平均 となっており一人一人に目が届きやすい。
さらに教師にその専門性を高めさせるために、授業のための準備時間をたっぷり保証し、 事業以外の負担はほぼゼロという。
さすが 「フィンランディア」の誇り高き国か。(あまり関係ない?)カリキュラムの質量のボリュームアップや生徒や先生、学校の各種評価(なかにはエビデンスなき単なる所感・ 感想といったアンケートのような形式・内容のものもあるようだ)の煩雑化という方策を取る国とは対照的ではないか?目的は同じらしいが・・・
評価といえば、こんなテレビコマーシャルを見たことがある。
同窓会で、先生が先生志望らしき青年が、 元担任 らしき強面の先生に話しかける。「先生、僕は、先生が大嫌いでした。でも、先生のような先生になろうと思います。」
何だか頬がゆるむ。