おそらく、県内では唯一嚥下障碍患者に食べさせることができる言語聴覚士であり、本人もそのことを自尊している。
しかし、何がことが起きた時、自身のスキルを顧みることなく患者の理由にしている節もある。つまり、退路を作っているのだ。
入院を挟んで、3週連続、食べた後激しい瘻孔漏れと酸素飽和の低下をきたしている。
一時は300kCalを食することができ、経腸栄養を昼の一食抜く話さえ出ていたのだ。高カロリー食を食べた時のゼリーのような半固体の瘻孔流出物が忘れられない。
今日は来るなり、管理者と話して、食べた時は経腸を抜こうということになったと話した。
両者ともわかってない(本人の一時しか見ていない)と思った。それ以前に、そんなことは管理者や言語聴覚士が決めることではなかろう。医師が決めることだ。
私の感覚では、契沖栄養の出る方は下痢の問題があるが、入れる時はむしろ瘻孔漏れが少なくなって問題はない。食べた時の瘻孔漏れは食べた時にだけおこる。従って与えるスキルや本人の体調両方で考えていかねばならない。
私はむしろ今日は食べるのを休む時だと思い他のメニューを希望した。
例えば発話・発音練習。即座に否定した。本人の意欲がないとだめで本人に意欲がないと。
ああっ、これではMヶ丘のリハビリ担当似非脳外科医と一緒ではないか。認知力低下・意欲不足でリハビリがこれ以上効果がないと追いだした。
しかし、ディサービスや病院などではヘルパーやSTが取り組んで効果を見せたものがあった。公立T病院のWSTは、食べさせることはできなかったが、発話させることはできた。
簡単に認知力の低下や意欲のなさのせいにするのではなく、意欲を持たせることもスキルであろう。
指示とは違った食物を与えて誤嚥性肺炎を起こし患者を死亡させた准看護師の控訴審を検察が諦めたという事件があり、その准看護師の弁護をしたのが完全側臥位の創始者の医師だと誇らしげに言っていたことがある。
嚥下障害を持つ患者に、指示を確認もせず嚥下しにくい食物をあたえたのは明かにに過失である。
この人たちはどういう人たちなのだ。完全側臥位の記事は赤旗日曜版に最も多く、いや唯一といっていい程、取り上げられている。
つまりこの人たちは、共産・民医連関係の人たちではないか。この人たちが運営する地元の病院は親切なことで知られている。
しかし、この人たちは、何かあった場合、最後は自分自身を守る、自分たちファーストであるということもしられている。