朝の経腸栄養、30分から1時間前後に痙攣が起きる、ほぼ常態化である。
栄養が入って、唾液の分泌がはじまって溜まるのか、唾液が不足し空の見込みで分泌を促すのかはわからない。
今日は瘻孔から、やや粘りのある透明な唾液が少し見られた。口腔より嚥下したものであろう。したがって、唾液の分泌・貯留は既にあるのかもしれない。
始まったら止める術はない。
逆流がない限り、側臥位フラットにし、ドレナージをはかりつつ収まるのを待つ。
できるだけ、軽く早く痙攣が治まるように願うしかない。
今日は、フラット後にガーゼに逆流のシミがついていた。
これは今日の経腸の逆流だろう。この時は頭をやや上げないと誤嚥の危険がある。
朝の1時間は最初の勝負・緊張の時である。痙攣が弛緩してしまえば落ち着くことが多い。