#唾液の上りが酷い

経管栄養をやった家族は悔いを残すことがあるらしい・命は伸びても生活の質は向上するどころか苦痛を延長することになるからだ。

昨日今日と、唾液の上りが酷い。経腸液や水分の処理が追い付かなくなっているという、よくわからん。

しかし、痰唾液上がりや吸引で苦しめるのは本望ではない。やむなくカロリーを100kcal減らすことにした。病院水分300ml減らしたのに。何だどうなるんだこれは。

夕方の看護師は虹を見たといった。そんな天気ではあるが、最近虹を見ていない。虹は希望である好転の兆候である。苦衷の時、道端や病室、スーパーの駐車場などでよく虹を見た。

夜、若干落ちついていたので、安産の湯へ向かった。暮れなずむ風景はとてもさみしい。母のいない世界は絶対的な孤独と絶望の世界である。私の思いを共有するものはどこにもいない。人は一人で生まれ一人で死ぬ。しかし、それは文上で皆家族がいるのである。いない者だけがこの文低の悲しみを知る。