所謂、中心静脈栄養は、血管への点滴の一種である。
そこで思い出すのは、ピーテグ設置前までの約1か月。
本来は数日の短期間の適用である末梢血管点滴をおこなった時の悲惨さである。
様々な不手際や不誠実をあげつらったが、この時の看護師の
対応だけは頭が下がる。場合によっては数時間でダメになる血管ルートを探し続けてくれた。両手は内出血で真っ黒だった。この時は体重23キロあたりまで下がった(もともと30キロぐらい)。もう一歩手前だったのではないか。よほど中心静脈でやってくれと言いたかった。H道は限られたリソースを使えないと言っていたが、たいした手術ではあるまい。
そして、栄養や脂肪と同時に水分を供給した。それが多いのか、ゲボゲボの咳や噴き上げるような咳をよくするようになった。これは経管で水分が多い時と変わらないのではないか。つまり苦痛は去らないということである。
CVポートは今や大流行りだそうだ。訪問看護師による経腸をやっているのはうちぐらいで他はポートばかりだそうだ。
胃ろうバッシングによって、腸管が活きているにもかかわらず、最初からポートを作る人が殆どらしい。医療関係者も家族も管理が楽らしい。また、業者のリベートや保険加算などメリットが大きいらしい